膝などの関節の痛みが治まらないとなると、頼りにしたいのが病院です。病院に行く前にどのような治療が行われているのか、ある程度知っておくと良いかもしれません。

関節痛の場合は整形外科で問診を受け、痛みの出た時期や病歴のほかに薬のアレルギーについての質問に答えます。そのあと、症状によってレントゲンをとったり、MRIの画像診断をする場合もあります。

そして、どんな状態なのか医師が診て患者さんの年齢や生活などを相談しながら保存的療法か手術を行うなど外科的な治療方法を行うか決めていきます。

■保存的療法
まず湿布薬や軟膏などで様子を見てから飲み薬を服用するというのが初期治療として一般的なようです。

内服薬は副作用の少ない非ステロイドから始めて行きます。効果が薄ければステロイド薬に移行しますがステロイドには副作用が伴います。どのような副作用があるのか担当に医師にしっかり確認をして服用するようにしましょう。

その他に、痛みが激しい場合は、内服薬のほかに坐薬も用いられ効果も高いようです。

また、薬のほかにも装具療法や温熱療法、運動療法などがあり総合して保存的療法と呼ばれています。

■外科的療法
保存的療法で改善が見られない場合は外科的療法、つまり手術をすることになります。

変形性膝関節症の初期や半月板損傷の場合は内視鏡を用いた関節鏡視下郭清術という手術が行われます。膝に開けた穴から細いカメラのようなものを入れてモニターを見ながらオペがすすめられていくものです。

変形性膝関節症が重度になると人工関節置換術と呼ばれる手術が行われます。本物の関節の代わりに金属やポリエチレンでイミテーションの関節を作ります。

O脚が原因の人は骨の向きを変えるための高位脛骨骨切り術で骨の一部を切り取ります。金属製のプレートなどで固定するという処置が取られます。

膝に水が溜まる現象を関節水症と呼びますが、この水は異常分泌された関節液です。注射器で関節液を抜いたり、ヒアルロン酸を直接膝に注入するという治療も行われています。